国民年金保険料の口座振替は、マイナポータル経由のねんきんネット、年金事務所、振替口座の金融機関で申し込めます。申込後は翌月以降に始まり、毎月払い・早割・前納から選びます。

国民年金保険料の口座振替の概要

口座振替を申し込む前に、申込方法、開始時期、選べる振替方法を確認します。
確認項目内容
申込方法マイナポータル経由のねんきんネット、年金事務所への窓口・郵送、振替口座の金融機関窓口
振替開始手続きをした月の翌月以降。通知書で開始月と振替額を確認
選べる方法翌月末振替、当月末振替(早割)、6カ月前納、1年前納、2年前納、2年前納(4月開始)
変更・辞退オンラインまたは書面で申出。変更や辞退をしない限り、登録内容が継続
対象金融機関日本年金機構の対応金融機関一覧に掲載された金融機関。一部の支店等は取扱いがない場合あり

この記事は、日本年金機構の口座振替案内、電子申請手順、現行申出書、対応金融機関一覧を2026年7月28日に確認しています。金額は令和8年度のものです。

令和8年度の納付額・割引額・振替日

令和8年度の国民年金保険料を口座振替で納める場合の主な金額です。2年前納の24カ月分は、令和8年度と令和9年度の保険料を含みます。
振替方法1回当たりの納付額毎月納付との比較による割引額主な振替日
2年前納(24カ月分)417,150円17,370円4月末日
1年前納210,530円4,510円4月末日
6カ月前納106,300円1,220円4月末日・10月末日
当月末振替(早割)17,860円60円納付対象月の当月末日
翌月末振替17,920円割引なし納付対象月の翌月末日

振替日が土曜日、日曜日、祝日または年末年始の所定休業日に当たる場合は、翌月最初の金融機関等の営業日に振り替えられます。実際の初回金額は、申込時期と開始月によって表と異なる場合があるため、口座振替額通知書で確認してください。

申込み前に用意するもの

オンラインと書面では必要なものが異なります。利用する方法に合わせて準備します。

  • 利用する口座が日本年金機構の口座振替または電子申請に対応しているか確認した
  • 翌月末・早割・6カ月・1年・2年前納のどれにするか決めた
  • オンライン申込ではマイナンバーカードと署名用電子証明書パスワード(英数字6~16文字)を用意した
  • スマートフォン申請ではカード読取対応端末、パソコン申請ではICカードリーダライタを用意した
  • 書面申込では現行の口座振替納付(変更)申出書を用意した
  • 書面申込では口座情報と金融機関への届出印または届出サインを確認した
  • 前納を選ぶ場合は初回にまとめて振り替えられる金額を確認した

オンラインで口座振替を申し込む手順

マイナポータルへログインし、トップページの「年金」から「トップページ(ねんきんネット)」へ進みます。事前にマイナポータルとねんきんネットの連携が必要です。

ねんきんネットで「届書を申請する」または「届書を電子申請する」を選び、「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書 兼 還付金振込方法(変更)申出書」の作成を始めます。

「新規申出」または「変更申出」を選び、振替口座、振替方法、還付金の振込方法を入力します。翌月末、6カ月前納、1年前納、早割、2年前納、2年前納(4月開始)から希望する方法を選びます。

外部サイトへ移動して金融機関と口座情報を入力し、金融機関の案内に従って暗証番号等による確認を行います。必要な入力内容は金融機関ごとに異なります。

ねんきんネットへ戻り、申請内容を確認して電子署名を付与します。署名用電子証明書パスワードを入力し、申請完了画面が表示されたことを確認します。

書面で口座振替を申し込む手順

日本年金機構の現行ページから「国民年金保険料 口座振替納付(変更)申出書 兼 還付金振込方法(変更)申出書」を取得します。令和7年1月から「2年前納(4月開始)」を追加した様式になっています。

住所、氏名、基礎年金番号、生年月日、口座情報、希望する振替方法、還付金の振込方法を記入します。振替口座を変更せず振替方法だけを変える場合は、専用欄を選びます。

金融機関への届出印または届出サインを確認します。印鑑レス・サインレス口座など、届出印やサインの登録がない口座を利用したい場合は、オンライン申込を利用します。

振替口座のある金融機関窓口、またはお近くの年金事務所へ提出します。年金事務所には窓口・郵送で提出できますが、街角の年金相談センターでは手続きできません。

振替開始と初回引き落としの注意点

口座振替は、手続きをした月の翌月以降に始まります。開始月と振替額は「国民年金保険料口座振替開始(変更)通知書」と「国民年金保険料口座振替額通知書」で確認します。オンラインで申請した場合、通知書はマイナポータルへ送付されます。

初回振替では、選んだ方法により想定より多い金額が一度に引き落とされることがあります。

  • 6カ月・1年・2年前納は、初回の前納対象期間をまとめて振り替えます
  • 当月末振替(早割)は、初回に前月分と当月分を合わせて振り替える場合があります
  • 6カ月前納を5月末から9月末の間に開始する場合、9月分までは割引なしの翌月末振替となり、10月末から6カ月前納が始まります
  • 2年前納(4月開始)を4月後に申し込むと、翌年3月分までは割引なしの翌月末振替となり、次の4月末から2年前納が始まります

残高不足で振替できなかった場合

残高不足時の再振替は、選んだ振替方法によって異なります。
振替方法残高不足時の主な取扱い
2年前納・1年前納・6カ月前納前納分の再振替は行われません。次の前納時期まで、原則として割引なしの翌月末振替になります
当月末振替(早割)翌月に再振替されますが、振替できなかった月分には早割の割引が適用されません
翌月末振替翌月に再振替されます。2カ月分を合わせて振り替える場合があります
再振替もできない場合後日送られる納付書で、金融機関やコンビニエンスストア等から納付します

口座・振替方法を変更する、口座振替をやめる方法

口座や振替方法の変更は、マイナポータル経由のねんきんネット、または現行の変更申出書で手続きできます。口座振替をやめる場合は、オンラインまたは「国民年金保険料口座振替辞退申出書」で辞退を申し出ます。辞退は手続きをした月以降に停止となります。

振替方法だけを変更する場合や、還付金の振込方法だけを申し出る場合は、提出先が年金事務所となる書面があります。口座の変更を伴うかを確認してから、該当する様式を選んでください。

よくある質問

口座振替は申し込んだ月から始まりますか?

申込月当日からではなく、手続きをした月の翌月以降に始まります。処理状況や選択した前納方法で初回振替日が異なるため、開始通知書と振替額通知書を確認してください。

印鑑レス口座でも口座振替を申し込めますか?

オンライン申込で利用できます。ただし、電子申請に対応する金融機関であることを、最新の利用可能金融機関一覧で確認してください。

2月末を過ぎて2年前納(4月開始)を申し込むとどうなりますか?

直近の4月からは開始できません。翌年3月分までは割引なしの翌月末振替となり、次の4月末に2年前納が始まります。実際の開始月と金額は通知書で確認してください。

前納日に残高不足だった場合、もう一度引き落とされますか?

2年前納・1年前納・6カ月前納の前納分は再振替されません。次の前納時期までの保険料は、原則として割引なしの翌月末振替になります。

国民年金保険料が一部免除の場合も前納できますか?

できません。日本年金機構は、一部免除を受けた方は翌月末振替のみ利用できると案内しています。

申込前の最終チェック

申請を送信・提出する前に、次の項目を確認してください。

  • 利用する金融機関が口座振替に対応している
  • オンライン申込の場合は、その金融機関が電子申請にも対応している
  • 振替方法と初回振替時の対象期間を確認した
  • 前納を選ぶ場合は初回の引落額を用意できる
  • オンライン申込は金融機関サイトの手続き後に電子署名まで完了した
  • 書面申込は現行様式を使用し、口座情報と届出印・届出サインを確認した
  • 開始通知書と振替額通知書の確認方法を把握した

公式情報の確認日と次にすること

2026年7月28日時点の日本年金機構の公式情報で確認しています。まず利用する金融機関が対応しているかを確認し、毎月払い・早割・前納のどれにするか決めてください。オンラインならマイナンバーカードと署名用パスワードを準備し、書面なら現行申出書と口座情報をそろえて申し込みます。