オンライン資格確認に対応した医療機関等でマイナ保険証を利用し、限度額情報の表示に同意できる場合、通常の限度額適用認定証は申請不要です。認定証が必要な場合は、診療前に被保険者が協会けんぽへ電子申請または郵送します。

出典:全国健康保険協会「限度額適用認定証」、厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット」(確認日:2026年7月28日)全国健康保険協会・厚生労働省・2026-07-28確認

限度額適用認定証とは

限度額適用認定証は、入院や手術などで保険診療の自己負担が高額になると見込まれるとき、医療機関・薬局の窓口で支払う金額を所得区分に応じた自己負担限度額までに抑えるための書類です。医療費を支払う前に申請し、受診時に使用します。

協会けんぽで認定証申請が必要かを判断する目安です。
受診方法・状況通常の限度額適用認定証
オンライン資格確認対応の医療機関等でマイナ保険証を利用し、限度額情報の表示に同意する原則として申請不要
オンライン資格確認を導入していない医療機関等を受診する事前申請を確認
協会けんぽにマイナンバーが登録されておらず、限度額情報を確認できない事前申請を確認
被保険者が市区町村民税非課税などの低所得者に該当する通常の申請書ではなく、限度額適用・標準負担額減額認定申請書を提出
70歳以上75歳未満で標準報酬月額26万円以下または83万円以上など、協会けんぽが提出不要とする区分通常の申請書は提出不要。受診時に必要な資格確認方法を確認

申請する人と対象者

協会けんぽの一般被保険者または任意継続被保険者が申請します。被扶養者が高額な診療を受ける場合も、申請書の被保険者情報と認定対象者欄に必要事項を記入します。電子申請は被保険者本人がマイナンバーカードを使って行い、社会保険労務士を除く代理人は利用できません。

申請前に用意するもの

申請方法に応じて、次の情報と書類を準備します。

  • 加入先が協会けんぽであることを確認する
  • 認定対象者の氏名と生年月日を確認する
  • 資格情報のお知らせ等で被保険者の記号・番号を確認する
  • 電子申請では、被保険者本人のマイナンバーカードと数字4桁の暗証番号、対応端末を用意する
  • 郵送では、最新の健康保険限度額適用認定申請書を用意する
  • 認定証の送付先を被保険者住所と別にする場合は、送付希望先を確認する
  • 低所得者に該当する可能性がある場合は、別様式と必要書類を確認する
出典:全国健康保険協会「健康保険限度額適用認定申請書」「記入の手引き(2026年6月版)」(確認日:2026年7月28日)全国健康保険協会・2026-07-28確認

手順1:受診先でマイナ保険証を利用できるか確認する

入院・手術などの予定が決まったら、受診先がオンライン資格確認に対応し、マイナ保険証で限度額情報を確認できるかを問い合わせます。利用できる場合は、受付でマイナ保険証を使い、限度額情報の表示に同意します。

マイナ保険証を利用できれば、通常の限度額適用認定証を事前に申請・提示しなくても、公的医療保険が適用される診療の窓口負担を限度額までに抑えられます。

手順2:認定証が必要なら電子申請か郵送を選ぶ

オンライン資格確認を利用できない場合などは、医療費を支払う前に限度額適用認定証を申請します。協会けんぽでは電子申請と郵送に対応しています。

電子申請と郵送の主な違いです。
方法主な準備提出先
電子申請被保険者本人のマイナンバーカード、数字4桁の暗証番号、対応端末協会けんぽ電子申請サービス
郵送健康保険限度額適用認定申請書、条件により本人確認書類加入している協会けんぽ都道府県支部

電子申請の手順

協会けんぽ電子申請サービスを開き、加入者向けの利用入口から進みます。

申請書の種類から「限度額適用認定申請書」を選びます。

マイナンバーカードを使って申請者の健康保険資格情報を取得し、申請する資格を選びます。

被保険者情報と認定対象者の情報、認定証の送付先などを入力します。

入力内容を確認して送信し、受付番号を控えます。申請後は審査状況確認画面で処理状況を確認できます。

出典:全国健康保険協会「申請できる方」「ご利用の手順」「対象申請」(確認日:2026年7月28日)全国健康保険協会・2026-07-28確認

郵送申請の手順

協会けんぽの公式ページから最新の健康保険限度額適用認定申請書と記入の手引きを取得します。

被保険者の記号・番号、生年月日、氏名、住所、電話番号を記入します。

認定対象者の氏名と生年月日を記入し、必要に応じて別送付先や申請代行者欄を記入します。

記入漏れと添付書類を確認し、加入している協会けんぽ都道府県支部へ郵送します。加入支部は資格情報のお知らせまたはマイナポータルの健康保険資格情報で確認できます。

有効期間と申請時期の注意

限度額適用認定証の有効期間は、協会けんぽが申請を受け付けた月の1日から最長1年間です。健康保険の資格取得月に申請した場合は資格取得日からとなります。申請受付月より前へさかのぼって交付することはできません。

認定証を受け取った後の使い方

認定証に記載された氏名、有効期間、所得区分を確認します。誤りや資格変更がある場合は、使用前に協会けんぽへ確認します。

医療機関・薬局の窓口で、限度額適用認定証と資格確認書等の資格確認に必要な書類を提示します。

窓口での支払額と領収書を確認し、同じ月に複数の医療機関、入院・外来、医科・歯科の支払いがある場合は、後日、高額療養費の支給申請が必要か確認します。

限度額の窓口適用は、保険医療機関ごと、入院・外来ごと、医科・歯科ごとに扱われます。同じ月の自己負担を世帯で合算する場合などは、認定証を使っていても高額療養費支給申請が必要になることがあります。

限度額適用認定証と高額療養費支給申請の違い

2つの手続きは行う時期と目的が異なります。
手続き行う時期目的
限度額適用認定証高額な診療の前窓口での一時的な支払額を自己負担限度額までに抑える
高額療養費支給申請医療費を支払った後自己負担限度額を超えて支払った分の払い戻しを申請する

よくある質問

マイナ保険証があれば認定証は不要ですか。

原則として不要です。オンライン資格確認に対応した医療機関等でマイナ保険証を利用し、限度額情報の表示に同意します。ただし、被保険者が低所得者に該当する場合は、別様式の限度額適用・標準負担額減額認定申請が必要です。

扶養家族の入院でも申請できますか。

被扶養者が診療を受ける場合も、原則として被保険者が申請し、認定対象者欄に被扶養者の氏名と生年月日を記入します。電子申請は被保険者本人が行います。

医療費を支払った後でも認定証を申請できますか。

認定証の有効期間を申請受付月より前にさかのぼらせることはできません。すでに自己負担限度額を超えて支払った場合は、高額療養費支給申請の対象になるかを協会けんぽへ確認してください。

資格確認書と限度額適用認定証は同じですか。

別の書類です。資格確認書は健康保険の加入資格を示す書類で、限度額適用認定証は所得区分に応じた窓口負担の上限を適用するための書類です。認定証を使う場合は、資格確認書等とあわせて提示します。

公式情報と確認日

全国健康保険協会「限度額適用認定証」(確認日:2026年7月28日)全国健康保険協会・2026-07-28確認全国健康保険協会「健康保険限度額適用認定申請書」(確認日:2026年7月28日)全国健康保険協会・2026-07-28確認全国健康保険協会「健康保険限度額適用認定申請書 記入の手引き(2026年6月版)」(確認日:2026年7月28日)全国健康保険協会・2026-07-28確認厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット」(確認日:2026年7月28日)厚生労働省・2026-07-28確認

次にすること

入院や高額な治療の予定がある方は、まず受診先へマイナ保険証で限度額情報を確認できるか問い合わせてください。利用できない場合は、協会けんぽの最新申請書を確認し、診療前に電子申請または郵送を行います。

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