パスポートは、有効な電子証明書を搭載した実物のマイナンバーカードと対応スマートフォンを使い、マイナポータルからオンライン申請できます。窓口へ行くのは原則として、申請者本人がパスポートを受け取るときの1回です。
オンライン申請できる主なケース
2025年3月24日以降、国内のパスポート申請は新規申請を含めてオンライン化されています。マイナポータルの画面で、自分の状況に合う申請種類を選びます。
| 申請種類 | 主な対象 | 確認点 |
|---|---|---|
| 新規申請 | 初めて取得する方、以前のパスポートが失効している方 | 有効中のパスポートを持っていない方向けです。 |
| 切替申請 | 一般に、有効期間が1年未満で氏名・本籍地の都道府県名などに変更がない方 | 有効中のパスポートを読み取り、受取時にも持参します。 |
| 記載事項変更 | 氏名や本籍地の都道府県名などが変わった方 | 変更内容に応じて戸籍情報の確認が行われます。 |
| 紛失・焼失・盗難の届出 | 有効中のパスポートをなくした方など | 届出だけを行うか、新規申請も同時に行うかを選びます。 |
オンライン申請に必要なもの
申請を始める前に、次のものと暗証番号を確認します。
- 有効な署名用電子証明書と利用者証明用電子証明書が搭載された実物のマイナンバーカード
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)
- 署名用電子証明書の暗証番号(大文字英字と数字を含む6~16文字)
- マイナポータルアプリに対応したスマートフォン
- 現在有効なパスポート(持っている方)
- 顔写真を撮影できる明るい場所、または規格に合う顔写真データ
- 白い用紙に黒または青の濃いインクで書いた自署(サイン)
- 正確な本籍と筆頭者氏名を確認できる情報
新規申請や記載事項変更などで必要な戸籍情報は、マイナポータルから電子的に連携されるため、紙の戸籍謄本は原則として提出不要です。ただし、代理申請や戸籍情報を連携できないケースでは、戸籍電子証明書提供用識別符号の取得や追加書類を求められることがあります。
出典:デジタル庁(マイナポータル)「パスポート申請」、埼玉県「オンライン申請の手順」(確認日:2026年7月27日)デジタル庁(マイナポータル)・2026-07-27確認マイナポータルで申請する手順
マイナンバーカード本体と電子証明書が有効か確認し、現在有効なパスポートがある方は手元に用意します。カードの氏名・住所が最新でない場合は、先に市区町村で変更手続きを行います。
スマートフォンでマイナポータルアプリを開き、実物のマイナンバーカードと利用者証明用電子証明書の暗証番号を使ってログインします。iPhoneのマイナンバーカードやAndroidのスマホ用電子証明書ではなく、実物カードでログインします。
「パスポート(旅券)申請」から、新規申請、切替申請、記載事項変更、紛失届出など、自分の状況に合う手続を選びます。
マイナンバーカードに記載された住所地などをもとに、表示された候補からパスポートの受取窓口を選びます。申請後に受取窓口を変更できるとは限らないため、場所と受付時間を確認して選びます。
画面の案内に従い、パスポート用の顔写真と自署画像を撮影またはアップロードし、氏名、本籍、国内の緊急連絡先などの申請情報を入力します。本籍は戸籍の記載どおり、市郡以下の番地まで正確に入力します。
有効中のパスポートを持っている方は、顔写真ページとICチップをスマートフォンで読み取ります。その後、実物のマイナンバーカードを読み取り、カードの券面情報と顔写真を確認します。
入力内容、顔写真、自署画像、受取窓口を確認します。署名用電子証明書の暗証番号を入力し、実物のマイナンバーカードを読み取って電子署名を付け、申請を送信します。
申請後はマイナポータルの「やること」を開き、申請先からの連絡を確認します。「要訂正」と表示された場合は、写真、署名、本籍、添付書類など指定された箇所を修正して再申請します。
申請後の確認とパスポートの受け取り
審査中の補正依頼と、審査完了後の交付予定日は、マイナポータルの「やること」に届きます。申請状況が「処理中」のままでも、申請先からの連絡内容を開くと最新の通知を確認できます。
受取前に申請先からの通知と旅券窓口の案内を確認します。
- 交付予定日または受取可能日を確認した
- 受取窓口と受付時間を確認した
- 受付票など通知で指定されたものを準備した
- 有効中のパスポートを持っている場合は持参する
- 旅券窓口が案内する手数料の支払方法を確認した
- 申請者本人が受取窓口へ行く日を確保した
未成年者をオンライン申請する場合
| 年齢・申請者 | 申請方法 | 追加で確認するもの |
|---|---|---|
| 15歳未満 | 本人による申請はできず、親権者などの法定代理人が代理申請 | 申請者本人と法定代理人のマイナンバーカード。新規申請などでは戸籍電子証明書提供用識別符号が必要になる場合があります。 |
| 15歳・16歳・17歳が本人申請 | 本人のマイナンバーカードで申請可能 | 本人の署名用電子証明書と、法定代理人が署名した同意書 |
| 15歳以上18歳未満を法定代理人が申請 | 親権者などが代理人サービスを利用して申請 | 申請者本人と法定代理人のマイナンバーカード。代理設定などの事前操作が必要です。 |
15歳以上でも、本人のマイナンバーカードに署名用電子証明書が搭載されていない場合は本人申請を進められません。住民票のある市区町村で電子証明書の発行・有効化を確認するか、法定代理人による申請を検討します。
出典:マイナポータル「未成年のパスポート(旅券)の申請手順」、外務省「未成年の旅券申請(届出)同意書」(確認日:2026年7月27日)デジタル庁(マイナポータル)・外務省・2026-07-27確認申請を止めないための注意点
オンライン申請後の遅れや重複申請を避けるため、次を確認します。
- スマホ用電子証明書やiPhoneのマイナンバーカードだけで進めず、実物のマイナンバーカードを使う
- オンライン申請後に紙の申請を重ねない。紙申請へ変更したい場合は、先にオンライン申請先の旅券窓口へ連絡する
- 顔写真は無地の背景で、影、反転、ピンぼけ、過度な加工がないものを使う
- 自署は白い用紙に黒または青の濃いインクで大きく書き、影やかすれがないように撮影する
- 本籍を現住所と混同せず、戸籍の記載どおりに入力する
- 申請後はマイナポータルの「やること」を定期的に確認し、補正依頼へ対応する
- 受取窓口、受付時間、必要な持ち物、手数料の納付方法は申請先の公式案内で確認する
よくある質問
パスポートを初めて作る場合もオンライン申請できますか?
はい。初めて取得する場合や、以前のパスポートが失効している場合は「新規申請」を選びます。実物のマイナンバーカードと対応スマートフォンを用意してください。
戸籍謄本を自分で取り寄せる必要はありますか?
通常のオンライン申請では原則不要です。ただし、法定代理人による申請や戸籍情報を連携できない場合などは、戸籍電子証明書提供用識別符号の取得や追加書類を求められることがあります。
家族が代理でパスポートを受け取れますか?
代理受取はできません。申請時に選択した旅券窓口で、申請者本人が受け取ります。未成年者や乳幼児も本人の来所が必要です。
iPhoneのマイナンバーカードだけで申請できますか?
できません。マイナポータルのパスポート申請はスマホ用電子証明書やiPhoneのマイナンバーカードに対応していないため、プラスチック製の実物カードを使います。
申請後はメールを待つだけでよいですか?
マイナポータルへログインし、「やること」の申請状況と申請先からの連絡内容を確認してください。写真や入力内容の補正依頼に対応しないと、審査が止まることがあります。
公式情報と確認日
デジタル庁(マイナポータル)「パスポート申請」(確認日:2026年7月27日)デジタル庁(マイナポータル)・2026-07-27確認埼玉県「オンライン申請の手順」(確認日:2026年7月27日)埼玉県・2026-07-27確認神奈川県「パスポートの申請が全面的にオンラインでできるようになりました」(確認日:2026年7月27日)神奈川県・2026-07-27確認神奈川県「オンライン申請をする際の注意事項」(確認日:2026年7月27日)神奈川県・2026-07-27確認外務省「都道府県との連携」(確認日:2026年7月27日)外務省・2026-07-27確認次にすること
まず、実物のマイナンバーカード本体と2種類の電子証明書の有効期限、現在のパスポートの有無を確認してください。準備ができたらマイナポータルで申請種類と受取窓口を選び、申請後も「やること」の通知を確認します。
マイナポータルでパスポート申請を始めるマイナポータルオンライン申請と窓口申請の手数料を確認する【2026年7月改定】パスポート手数料はいくら?10年・5年とオンライン申請の料金電子証明書の有効期限が近い場合の更新方法を確認するマイナンバーカードの電子証明書を更新する方法|期限・必要なもの・代理人住民登録地の旅券窓口と受付時間を確認する外務省「都道府県との連携」